京町家 十四春旅館BLOG

<< October 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 桜便り 〜哲学の道〜 | main | 宵・宵・宵山 >>

聖木

本日、近畿地方も梅雨明けしたそうだと発表されました。
京都はいつも祇園祭りが明けるまではジメジメするのが常ですが、
今日もカラッと晴れ空が広がっていました。
それでも湿気は少しあるように感じます。



祇園祭りももう少しですね。
四条通にお囃子が流れ始めて、聞いているだけで体が涼しくなります。
同時に夏のテンションを運び、祭りの興奮も思い出させてくれます。

夕方には、BGMではなく、本当の練習の音が聞こえてきますから、
それがより耳に深く、心に深く響きます。


さて、「祗園精舎の鐘の声、・・・」
で始まる平家物語の冒頭ですが、
(この祇園精舎というのは、もちろん祇園祭のお囃子のことではありませんが、)
その続き、「娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」とあります。
その娑羅双樹の花を、こないだ見かけました。




7月2日、真如堂です。

娑羅双樹は夏椿のことです。
椿にも沢山種類がありますが、最も日本人のイメージする厳かな椿というのでしょうか。花びらの開き具合といい、華やかながらひっそりとした見事な佇まいですね。
平家物語では、その色について、世の中の変わりゆくさまを写していますが。





娑羅双樹は仏教三大聖木なのだと説明書きがありました。
お釈迦様にゆかりのある木のことだそうで、娑羅双樹と、無憂樹、菩提樹の3つだそうです。娑羅双樹はお釈迦様の入滅の木だそうです。




真如堂では、その三大聖木をもう一つ見ることが出来ます。
菩提樹です。




花は6月のごく僅かな期間しか咲かないそうで、今は実がなっています。
菩提樹の実を財布に入れておくと金運が上がるそうです。頂いてしまいました。菩提樹はお釈迦様の悟りの木だそうです。






金戒光明寺まで歩きました。鐘のあるところに立って、ここはすごく高台だったんだと知りました。
京都の町が一望できます。平安神宮の朱い鳥居も、京都タワーも見えます。
今年の夏も、山の匂いのする重たい風が、京都に吹くのだと思います。

- | permalink | - | trackbacks(0)
この記事のトラックバックURL
http://blog.14haru.com/trackback/1249617
この記事に対するトラックバック